こんにちは!「AIいっぽラボ」の所長です。
最近、Geminiの画像生成機能が大幅にアップデートされたのをご存知ですか?私たちのブログ作業をさらに効率化してくれる頼もしい進化を遂げているんです。
ひつじさん所長、聞きましたよ!
前回、『Geminiは画像に文字を入れるのが苦手だからCanvaを使おう』って話してましたが、状況が変わったみたいですね?



そうなんです。
ついにAIが、画像の中に『正しい日本語』を書けるようになってきたんです!


Googleがリリースした最新モデル、その名も「Nano Banana Pro(ナノ・バナナ・プロ)」。
これを使えば、Canvaで行っていた「文字入れ作業」の手間を大幅にショートカットできる可能性があります。
「Nano Banana Pro」は何がすごいの?
これまでの画像生成AIは、絵を描くのは得意でも文字を書かせると「謎の宇宙語」になってしまうのが弱点でした。だから私たちは、AIで「素材」だけ作り、文字はCanvaで入れていたわけです。
しかし、最新の「Nano Banana Pro」は違います。
「指定した日本語のテキスト」を画像の中に違和感なく描画できるんです。



まさに新しい『Pro』モードだね!
看板の文字やポスターのタイトルも、指定された通りに書けるようになったんだ。これでサムネイル作りの工程がぐっと減るよ!
検証:サムネイルを「一発」で作ってみる
論より証拠。実際に試してみましょう。
今回は、Canvaでの編集を前提とせず、「文字入りのブログ用サムネイル」をGeminiだけでどこまで作れるか実験してみます。
【完成イメージ】
ロボットがパソコンを操作しているイラスト。
背景に「AIブログの始め方」という文字が入った看板やモニターがある。
Geminiへの指示(プロンプト)
あなたは「プロのWebデザイナー」です。
ブログ記事のアイキャッチ画像を作成してください。
# 画像のイメージ
・可愛らしいロボットが、パソコンに向かってブログを書いている。
・ロボットの横に、木製の看板が立っている。
・その看板には**「AIブログの始め方」**という日本語のテキストが、はっきりと太文字で書かれている。
# スタイル
・明るく親しみやすい3Dイラスト風
・文字は読みやすく、崩れないように
・アスペクト比 16:9
これを入力すると……?
Geminiの回答(生成画像)







……すごい。
完璧に『AIブログの始め方』って書いてありますね!しかも、ちゃんと看板のデザインに馴染んでる…!



これなら、わざわざCanvaを開いてフォントを選んで…ってしなくても、簡単なサムネイルならGeminiだけで完成しちゃいますよね。
これはかなりの時短になります!
【超重要】無料ユーザーへの「利用制限」
「これは神ツールだ! これから全部これで作ろう!」
……と、舞い上がりたいところですが、ここで残念なお知らせがあります。この「Nano Banana Pro」、高性能すぎるがゆえに無料プランでの利用制限が非常に厳しいのです。
分かりやすく表にまとめてみました。
【比較】無料プラン vs 有料プラン
| 項目 | 無料プラン (Gemini Free) | 有料プラン (Gemini Advanced) |
| 月額料金 | 0円 | 月額 2,900円 (Google One AIプレミアム) |
| 使用モデル | Nano Banana Pro ※回数制限あり | Nano Banana Pro ※フル機能 |
| 1日の生成枚数 | 2〜3枚 ※制限後は旧モデルへ自動切替 | 約 1,000枚以上 ※実質無制限に近い |
| 生成スピード | 標準 | 高速 |
| 商用利用 | 可(※規約の範囲内で) | 可 |



見てください、この差を……。
無料プランだと、1日に2〜3枚しか『Pro』の性能を使えません。一方の有料プランは月額2,900円かかりますが、画像を大量に作りたい人にとっては検討の価値ありですね。
だからこそ「プロンプト力」が試される!
回数制限がある以上、無料ユーザーがすべての画像をこれでまかなうのは現実的ではありません。
しかし、ここぞという時の「一発勝負」には最強の武器になります。
NG: 試行錯誤しながら何枚も作る(すぐ制限がかかる)。
OK: 正確なプロンプトで指示し、一発で完璧な画像を出す。
「一発で思い通りの画像を出す自信がない……」
そんな方は、以前紹介した「魔法のプロンプト構文」を思い出してください。これを使えば、少ないチャンスを無駄にせず、Geminiの実力を引き出すことができます。





文字の修正や細かいレイアウト調整は、やっぱりCanvaの方が便利だね。
『簡単な画像はGeminiで一発作成』『こだわるときはCanva』って使い分けるのが、賢い方法だよ!
まとめ:適材適所で賢く時短しよう
いかがでしたか?
- Nano Banana Pro: 画像内の日本語も書ける最新モデル。
- メリット: サムネイル作成の工程を大幅に短縮できる。
- 注意点: 無料枠は1日2〜3枚。プロンプトを一発で決める必要がある。
完全にCanvaが不要になるわけではありませんが、選択肢が増えたことは間違いありません。
普段の挿絵は通常のモデルやCanvaで作り、「急いで作りたい時」や「AIの表現力を活かしたい時」だけNano Banana Proを使う。そんな「ハイブリッドな使い分け」が、費用を抑えたいユーザーの最適解になりそうです。



AIの進化は早すぎて、先週の常識が今週には古くなっていることもあります。でも、それは『もっと楽ができる選択肢が増えた』ということ。
このブログではそんな最新情報もどんどん検証して、これからも一番賢い使い方を探っていきますよ!



