こんにちは!「AIいっぽラボ」の所長です。
突然ですが、皆さんは仕事中にこんなことを思ったことはありませんか?
「自分専用の使いやすいタイマーがあったら集中できるのに」
「この複雑な計算、毎回エクセルを開くのが面倒だな」
ひつじさんあります!市販のアプリだと『帯に短し襷に長し』というか、自分好みの機能だけのシンプルなものが欲しいんですよね。でも、プログラミングなんて呪文みたいだし、私には絶対に無理です…。



そうですよね。これまでは『エンジニア』だけの特権でした。でも、もし『日本語で頼むだけ』で目の前でアプリが出来上がったらどうしますか?
今回は、Claudeの神機能「Artifacts(アーティファクツ)」を使って、非エンジニアの私たちが「10秒でアプリ開発者になる」魔法のような体験を検証します。
「Artifacts」の真の実力とは?
前回、Claudeは「文章作成が上手い」と紹介しましたが、実はもう一つ、とんでもない特技を持っています。


それが「Artifacts(成果物のプレビュー機能)」です。
通常
AIがコード(プログラム)を書いても、素人ではそれが実際にどう動くか判断できない。
Artifacts
AIが書いたコードを、その場で「実際に動くアプリ」や「図解」として画面右側に表示してくれる。



つまり、『コードが読めなくても実際に動く様子が見れる』ってことだよ。裏側では『React』や『SVG』といったプログラムを高速で書いているんだけど、ユーザーはそれを意識しなくていいんだ。
検証1:自分専用の「タイマーアプリ」を作る
論より証拠。まずは身近なツールを作って、その威力を体感してみましょう。
仕事の集中力を高める「ポモドーロタイマー(25分作業+5分休憩)」を作らせてみます。
Claude Artifactsへの指示(プロンプト)
Reactを使って、おしゃれな「ポモドーロタイマー」を作ってください。
【機能】
- 25分の作業タイマーと、5分の休憩タイマーを切り替えられる。
- スタート、ストップ、リセットボタンを付ける。
【デザイン】
- カフェにいるような、落ち着いたベージュと茶色の配色。
- 文字は大きくて見やすく。
これを入力して数秒後……。 画面の右側に、こんなウィンドウが出現します。





何やらすごいスピードでコードが書かれていっている…?
完成したアプリ
- 中央に「25:00」という大きな数字。
- 下には直感的に操作できるボタン。
- 実際に「▷」を押すと、数字が減っていく!



ええっ!?本当に動いてる!
ボタンを押したらちゃんとカウントダウンが始まりました!私、一文字もコード書いてないのに……これ、私が作ったことになるんですか?



なっちゃうんです!
『ボタンを丸くして』『終了音を鳴らして』と言えば、さらに改造もできます。 これこそが、非エンジニアが手に入れる『創造する力』です。
検証2:ビジネスで使える「計算シミュレーター」
次は、より実践的なビジネスツールに挑戦しましょう。
営業やマーケティングで使える「ROI(投資対効果)計算機」を作ってみます。
Claude Artifactsへの指示(プロンプト)
Reactを使って、直感的に操作できる「マーケティングROI計算機」を作ってください。
【機能要件】
- スライダーバーで「広告費」「クリック単価」「成約率」を動かせるようにする。
- 数値を動かすと、リアルタイムで「予想利益」と「ROI(%)」がグラフで変動する。
【デザイン】
- ビジネス向けの信頼感ある配色(青とグレー基調)。
- 結果がひと目で分かるよう、数字を大きく表示する。
またしてもすごいスピードで書かれていくコード。


完成したアプリ
- 項目ごとに分かれたスライダー
- バーを動かすとリアルタイムで変動する数字
- 視覚的効果のあるグラフ



これ、会議の場でプロジェクターに映しながら使ったら盛り上がりますよ。『もし単価が上がったら?』という議論が、その場でシミュレーションできますからね。
神機能:作ったものを「シェア」できる
さらに凄いのが、作ったアプリを「世界中に公開(Publish)」できる機能です。
作成画面の右下にある「Publish」ボタンを押すと、専用のURLが発行されます。このURLを友達や同僚に送れば、相手もそのアプリをブラウザ上で使うことができるんです。



『便利な計算ツール作ったから使って!』ってURLを送るだけでいいんだ。社内のちょっとした業務改善ツールなら、エンジニアに頼まなくても自分で作れちゃうね!
まとめ:プログラミング不要の時代へ
いかがでしたか?
- 欲しいツール → 言葉で頼んで作る
- 修正・改善 → 「もっとこうして」と会話で直す
- 共有 → URLを送るだけ
ClaudeのArtifactsを使えば、プログラミングの知識は一切不要です。必要なのは、「こんなものがあったら便利だな」と想像する力だけ。



『どうせ作れないしな…』と諦めていたアイディアはありませんか?まずはダメ元でClaudeに頼んでみてください。自分の言葉がカタチになって動く感動は、一度味わうと病みつきになりますよ!









