こんにちは!「AIいっぽラボ」の所長です。
以前、Geminiの最新モデル「Nano Banana Pro」を使って、文字入りのサムネイル画像を作りましたよね。


今回は、その画像を「動画」に進化させる実験です。
ひつじさん動画生成ですか!楽しそう!
でも所長、動画ならGeminiでも作れますよね?わざわざ別のツールを使う必要があるんですか?



良い質問ですね。確かにGeminiでも動画は作れます。
しかし、最近話題の『Luma』というツールと比べて、どっちが思い通りの動画を作れるのか気になりませんか?
今回は、Googleの最新技術「Gemini (Veo)」と、動画生成の雄「Luma Dream Machine」を徹底比較し、静止画に命を吹き込むベストな方法を検証します。
【比較表】動画生成AI 2大ツールの違い
まずは、それぞれのツールの性能(得意なこと)と料金を比べてみましょう。
| ツール名 | Luma Dream Machine | Gemini (Veo) |
| 開発元 | Luma Labs | Google (DeepMind) |
| 得意な動き | ダイナミック (大きく動くのが得意) | 高精細・リアル (物理法則に忠実) |
| キャラ維持 | ◎ 崩れにくい | 〇 プロンプト次第 |
| 生成スピード | 普通 (数分) | 高速 (1分以内) |
| 料金プラン | 無料あり (月30回) | 有料版 (Advanced) 推奨 |
| こんな人向け | 手軽に遊びたい人 | 高品質な素材が欲しい人 |



Lumaは『画像を大胆に動かす』のが得意で、Gemini (Veo)は『映像としての美しさ』を追求しているイメージだね。実際に同じ画像を使って比べてみよう!
検証1:手軽さNo.1「Luma Dream Machine」
まずは、ブラウザだけで手軽に使えるLumaから試してみます。 前回作った「ブログを書いているロボットの画像」をアップロードして、動かしてみましょう。
ここが腕の見せ所です。「どう動いてほしいか」を英語で指示します。
(※英語が苦手な場合は、まずGeminiにこう頼んで英語を作ってもらいましょう)
Geminiへの指示(プロンプト作成)
動画生成AI「Luma」に入れるプロンプトを考えて。
画像内のロボットが、こちらに向かって「手を振る(Waving hand)」動作をしてほしい。
カメラはゆっくりとズームインする感じで。
Geminiが出してくれた英語プロンプトを、Lumaに入力します。
Lumaへの指示
The robot waves its hand cheerfully at the camera. Slow camera zoom in. High quality, cinematic lighting.
生成ボタンを押して待つこと数秒……。


完成した動画がこちらです。



わぁっ!動いた!
本当にあの画像のまま、ロボットくんが手を振ってます!
顔も体も、最初の画像と全く同じですね!



Lumaは動きが大きくて見ていて楽しいですね。 登録だけで無料で月30回も作れるので、初心者のデビューには最適です。
【重要】無料プランの制限について
Luma Dream Machineは非常に高性能ですが、無料プランには制限があります。
- 生成回数: 月に30回程度(※2025年現在、変更の可能性あり)
- 商用利用: 不可(※無料プランの場合)



動画生成はものすごい計算パワーを使うから、制限は厳しめなんだ。
『ブログのアイキャッチをちょっと動かしてSNSで宣伝する』みたいな使い方がおすすめだよ!
検証2:Googleの最新技術「Gemini (Veo)」
次は、Googleの有料プラン(Gemini Advanced)などで利用できる最新モデル「Veo(ベオ)」の実力です。 チャット欄でそのまま画像と指示を送れるのが強みです。
Gemini (Veo) への指示
日本語プロンプト
(画像をアップロードして)
この画像を動画にしてください。
ロボットがこちらに手を振っています。映画のような高画質で、滑らかな動きにしてください。
英語プロンプト(推奨)
Turn this image into a video.
The robot is waving at the camera. Cinematic lighting, high resolution, smooth motion.
生成ボタンを押して待つこと数秒……。


完成した動画がこちらです。(※音が流れます)



おお…!タイピングなどのリアルな音も驚きですが、映像の破綻(ノイズ)が少なくて画質がめちゃくちゃ綺麗です。 光の反射や影の動きまで計算されていますね。



Veoは『物理法則』を理解しているから、不自然な動きになりにくいんだ。ビジネスのプレゼン資料やYoutubeの素材として使うなら、Geminiの方が安心かもしれないね!
まとめ:用途に合わせて使い分けよう
いかがでしたか?
同じ画像を使っても、ツールによって出来上がる動画の個性は全く違いました。
【結論】あなたに合うのはどっち?
| ツール名 | おすすめの用途 | コスト |
| Luma Dream Machine | SNSで目立ちたい・大きく動かしたい (ダイナミックな動きが得意) | 無料 (月30回まで) |
| Gemini (Veo) | 綺麗に見せたい・仕事で使いたい (高画質で破綻が少ない) | 有料 (Gemini Advanced) |
まずは無料のLumaで「画像が動く感動」を味わってみてください。 そして「もっと高画質で作りたい!」と思ったら、Geminiの有料版を検討するのもアリですね。



『ブログは静止画』という常識はもう古いです。これからは、AIで作ったオリジナル動画で読者を惹きつける時代。ぜひ、あなただけの動画を作って遊んでみてください!









