長い動画はもう「見ない」！Geminiで「要点だけ読む」超・時短術

こんにちは！「AIいっぽラボ」の所長です。

最近は、ビジネスや投資、スキルアップなどの有益な情報を「YouTube」で発信している人が増えましたよね。

今回は、Geminiだけの特権である「YouTube連携機能」を使って、動画視聴の時間を劇的に短縮する方法を検証します。

Geminiは「YouTube」の中身が見える

ChatGPTなどの他のAIと、Geminiの最大の違い。それは「Googleのサービスと繋がっていること」です。

Geminiには「拡張機能（Extensions）」という設定があり、これをオンにするだけで、YouTube動画の中身をAIが直接読みに行けるようになります。

設定はワンクリック

1. Geminiの画面左下にある「設定（歯車マーク）」をクリック
2. 「拡張機能」を選択
3. 「YouTube」をオンにする

たったこれだけで準備完了です。

検証：1時間の動画を「読む」だけで消化する

では、実際に使ってみましょう。
今回は「1時間のビジネスセミナー動画」をターゲットにします。ただの「目次」ではなく、「動画を見なくても内容が分かるレベル」まで要約させてみます。

Geminiへの指示（プロンプト）

以下のYouTube動画の内容を、詳細に要約してください。

URL：
（※ここにYouTubeのURLを貼り付ける）

【条件】
・動画を見なくても内容が理解できるように、具体的な「主張」と「理由」を書き出すこと。
・明日から使える「具体的なアクションプラン」があれば箇条書きで抜き出すこと。

これを入力すると……？

Geminiの回答

この動画は「2025年の働き方」について、〇〇氏が解説しているセミナーです。

■ 動画の核心（サマリー） AIの進化により「作業」の価値は下がるが、「意思決定」の価値は上がる。そのため、これからの会社員は「AIを操作する側（ディレクター）」になるべきだと主張しています。

■ 具体的なアクションプラン 動画内で推奨されている、今すぐ始めるべき行動は以下の3点です。

1. 自分の業務の「AI化リスト」を作る： ルーティンワークを書き出し、AIに任せられるものを可視化する。
2. プロンプトエンジニアリングを学ぶ： AIへの指示出しスキルを磨く（おすすめ書籍として〇〇を紹介）。
3. コミュニティに参加する： 最新情報を得るために、社外のAIコミュニティに属する。

応用：こんな使い方が便利！

ビジネス動画以外にも、こんな使い方がおすすめです。

1. 料理動画から「買い物リスト」を作る

美味しそうなレシピ動画を見つけた時、材料をメモするのは面倒ですよね。

Geminiへの指示（プロンプト）

この料理動画（URL）に出てくる「材料」と「分量」をリストアップして。
そのまま買い物リストとして使えるようにして。

こう頼めば、一瞬でメモが完成します。

2. ソフトウェアの「操作手順」だけ抜き出す

「Excelの使い方」や「ツールの設定方法」などの解説動画から、手順だけをテキスト化します。

Geminiへの指示（プロンプト）

この解説動画（URL）で説明されている「設定手順」を、ステップ1、ステップ2…と順序立ててテキスト化して。
動画を見返さなくても設定できるように詳しく書いて。

注意点：苦手な動画もある

万能に見えるこの機能ですが、弱点もあります。

• 字幕がない動画： Geminiは「音声」を聞いているのではなく「字幕データ」を読んでいます。字幕設定がない動画や、BGMだけの動画は要約できません。
• ショート動画： 現在の仕様ではうまく読み込めないことが多いです。

まとめ：動画は「見る」より「読む」時代へ

いかがでしたか？

• 設定： 拡張機能をオンにするだけ
• 操作： URLを貼って「内容を詳しく教えて」と頼むだけ

忙しい私たちにとって、「動画を見る時間」は大きなコストです。 Geminiに内容をテキスト化させて、「読む学習」に切り替える。

それが、情報爆発の時代を生き抜くための「賢い時間の使い方（タイパ術）」です。