こんにちは!「AIいっぽラボ」の所長です。
会社員の皆さん、「会議の後の議事録作成」に時間を使いすぎていませんか?
ひつじさん1時間の会議でヘトヘトなのに、そこから録音を聞き直して文章をまとめるなんて……。これのせいでいつも残業確定です(涙)。



分かります、その辛さ。会議そのものより『まとめる時間』の方が長かったりしますよね。 でも、その『議事録作成』、実はAIに丸投げできるんです。
今回は、Geminiの「長文読解・要約能力」を使って、議事録作成や資料読み込みの時間をゼロにする検証です。
検証1:殴り書きメモが「公式文書」に変わる
会議中、きれいにノートを取る必要はありません。 キーワードだけの「箇条書き」や、誤字脱字だらけの「殴り書き」で十分です。
例えば、こんな雑なメモがあったとします。
【会議メモ(雑)】
・新商品のキャンペーンについて
・A案は予算オーバーだからダメって部長が言った
・B案のSNS広告で行くことに決定
・来週までに佐藤さんが見積もりとる
・田中はLPの構成案つくる。締め切りは金曜
・次回は25日の13時から
これを人間が清書すると15分はかかりますが、Geminiなら一瞬です。 以下のプロンプトを使ってみてください。
議事録生成プロンプト(コピペ用)
Geminiへの指示(プロンプト)
あなたは「優秀な書記」です。
以下の【会議メモ】を元に、分かりやすい「議事録」を作成してください。
【条件】
・「決定事項」と「ネクストアクション(誰が・いつまでに・何をするか)」を明確に分けること。
・敬語を使い、ビジネス文書として整った文体にすること。
・誤字脱字があれば補正すること。
【会議メモ】
(※ここに雑なメモを貼り付ける)
これを入力すると……?
Geminiの回答
【議事録】新商品キャンペーンに関する打ち合わせ
■決定事項
- 今回のキャンペーンは「B案(SNS広告)」で実施する。
- ※A案は予算超過のため却下。
■ネクストアクション(To Do)
- 佐藤: SNS広告の見積もりを取得する(期限:来週まで)
- 田中: ランディングページ(LP)の構成案を作成する(期限:今週金曜まで)
■次回会議
- 日時:今月25日 13:00〜



『A案はダメって言った』という話し言葉が、『予算超過のため却下』というビジネス用語に自動変換されています。これなら微調整するだけで回覧できますね!



えっ、あのメモがこんなに綺麗になるんですか!? これなら清書に追われるストレスもなくなって、気持ちよく仕事ができそうです!
検証2:読むのが面倒な「長文資料」を3行要約
Geminiが得意なのは「書くこと」だけではありません。「読むこと」も人間より遥かに高速です。
上司から「この資料(PDF 50ページ)、あとで読んどいて」と渡されて、絶望したことはありませんか?



そんな時は、そのテキストを全部コピーしてGeminiに投げてみて。 『この資料の要点を、3行で分かりやすくまとめて』って頼むだけでいいんだ。
長文要約プロンプト(コピペ用)
Geminiへの指示(プロンプト)
以下のテキストは長くて難しい資料です。
内容を理解したいので、重要なポイントを「3つの箇条書き」で、小学生でも分かるように要約してください。
【テキスト】
(※ここに長文をコピペ、またはPDFの中身を貼る)
これを活用すれば、1時間かかる資料の読み込みが「3秒」で終わります。 内容をざっくり把握してから本文を読めば、理解スピードも段違いです。
【重要】ここでも「セキュリティ」は忘れずに
ただし、Excel編の記事でもお伝えした通り、情報の取り扱いには注意が必要です。



まだ世に出ていない新製品のスペックや取引先の個人名などが含まれるメモを、そのまま無料版Geminiに入力するのは避けましょう。
賢いリスク回避術
- 固有名詞を伏せる: 「A社」や「〇〇機能」のように書き換えてから入力する。
- 要点だけ入力する: 機密情報を含まない部分の「文章の整形」だけを任せる。
AIは便利な道具ですが、使う側の「リテラシー(守る力)」があってこそ、真の武器になります。
まとめ:書くのも読むも、AIに任せよう
いかがでしたか?
- 議事録作成(アウトプット)
- 資料の読み込み(インプット)
ビジネスマンの時間を奪うこの2大作業は、Geminiを使えば一瞬で終わります。
「一生懸命メモを清書すること」は、残念ながら評価されません。 でも、「会議の内容を素早く整理して、チームに共有すること」は高く評価されます。



AIを使って面倒な作業をショートカットし、空いた時間でゆっくりコーヒーでも飲みましょう。 それくらいの余裕がある方が、きっといい仕事ができますよ。





